【日日雑記】

『日日雑記』を読み直し、武田百合子がより一層好きになる。全てが在って然るべきと言うかのよう、見たまま素直に物事を記す作家であり、自身の感情は不在とも言えるほど描写が少ない。しかし、たまにぽつりとつぶやく一言には、心を鷲掴みにされてしまうほどの魅力があるからずるいのだ。 #感想部
@Ageco1213
あ げ こ
愛猫の死を記したシンプルな言葉。多く言葉を用いるよりも、かえって悲しみの深さは伝わり、胸が締め付けられる思いがした。『日日雑記』は最晩年に書かれたもので、ところどころに死の影を感じる作品でもあった。しかし、思わず笑ってしまうような描写は健在。最期まで目は離せない。 #感想部
@Ageco1213
あ げ こ

日日雑記 (中公文庫)


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