【みそっかす】

幸田文は『みそっかす』において、子供と親の心の隔たりというものをかなり正確に描いていたと思う。特に「口上」や「湯の洗礼」は、両者の間に生じた誤差があまりに深く、傷付く子供心の描写も真っ直ぐで、とても悲しい気持ちになった。 #感想部
@Ageco1213
あげこ
救いは、作者がとうに父親や継母に対する思いを昇華しており、語り口調もどこか淡々としていて、誠実に当時の思いを描写しているだけであるという点か。決して両親を糾弾しようと書いているのではない。そこが救いであり、作者の実直さに好感を持てる部分だと思う。 #感想部
@Ageco1213
あげこ

みそっかす (岩波文庫 緑 104-1)


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